C・ルメール騎手が1日8勝、戸崎騎手が1日6勝を達成

騎手の成績を見ていると、リーディング上位の騎手は年間100勝以上しますが、下位だと1勝すらできない騎手もいます。
そんな中、11月にはすごい記録が生まれました。

まずはC・ルメール騎手が11月6日に東京競馬場で1日8勝という記録を打ち立てました。
1日8勝は以前武豊騎手が達成していますが、それ以降ではルメール騎手が初です。

戸崎騎手とかなりの勝利数の差がありましたが、この記録のおかげもあり、一気に差を縮めることに成功しました。

このままルメール騎手が逆転するのか?と思われた中、11月26日には今度は戸崎騎手が1日6勝を挙げ、再び差を広げました。
戸崎騎手はトップクラスのジョッキーですが、1日に6勝するというのは今回が初めてです。

お互いが切磋琢磨して成長し、競争するというのはとても素晴らしいことですし、こういった記録を打ち立てることによって騎手自らのモチベーションも大いにアップすることでしょう。

現時点での日本記録は、武豊騎手とルメ-ル騎手の8勝ですから、今度は9勝を挙げてほしいですね。

多くのレースに騎乗するだけでも素晴らしいことなのですが、その中で勝ち星を積み重ねるというのは、本当に立派なことです。

BCクラシック馬がロンジンワールドベストレースホースランキングの1位を奪取

今年のBCクラシックは、ダートの新旧王者対決といった様相を呈していましたが、結果的に勝利を収めたのは3歳で勢いのあるアロゲートでした。2着はカリフォルニアクロームでしたが、3着は2着から10馬身以上も離されてしまう完ぺきな2強決着でした。

そんなアロゲート、父はUnbridled’s Song、母父はDistorted Humorという血統です。
デビュー戦は残念ながら3着に敗れましたが、2戦目を勝ち、5戦目にはトラヴァーズSを13馬身半差で勝っていました。

そしてBCクラシックでも強すぎる姿を見せてくれましたが、このレースで同馬が記録したのは134ポンドです。
これは現時点で単独世界1位であり、恐らく今年はこの記録を抜く馬は現れないでしょう。

ロンジンワールドベストレースホースランキングというと、日本馬で年間トップに立ったジャスタウェイが想像されると思います。
単純に考えると、今年のBCクラシックでアロゲートが見せたパフォーマンスは今年1番だったというわけです。

BCクラシックはドバイワールドカップと並ぶ世界的なダートレースです。
今年のドバイワールドカップの勝ち馬のカリフォルニアクロームを負かしたわけなので、アロゲートが1番強いといっても過言ではありません。