父の名を高めたオウケンムーンが共同通信杯を制覇

2月11日に東京競馬場で行われた共同通信杯は、その時点で無敗だったグレイルが出走しました。グレイルは昨年の京都2歳Sにおいてその後のGI馬のタイムフライヤーを破っているので、1番人気になるのも納得です。そして2番人気にはホープフルSで3着に入った経験を持つステイフーリッシュ、3番人気にはサトノソルタス、4番人気はゴーフォザサミットでした。

暴露王が見守るレースでは、コスモイグナーツが逃げる形で、続いてエイムアンドエンドが続きます。そしてブラゾンダムール、トッカータも中団より前目にいました。

最後の直線に入ってもしばらくの間は逃げるコスモイグナーツが先頭に立ち続けますが、残り200mあたりで一気にオウケンムーンが差し切ります。2番手には3番人気でムーア騎手が騎乗するサトノソルタスが入り、人気薄のエイムアンドエンドが3着でした。

オウケンムーンの父は現役時代に菊花賞を制したオウケンブルースリで、この馬は現在種牡馬としてほとんど期待されていませんでした。しかしオウケンムーンの活躍のおかげで、もしかすると今年以降の種付け数が大幅にアップするかもしれません。デビュー戦こそ敗れはしましたが、それ以降は見事に3連勝を果たしていますので、皐月賞でも面白い存在でしょう。