日本で唯一の直線だけの重賞レース

現在JRAが行っている重賞レースは数え切れないほどあり、各競馬場で熱気溢れるレースが繰り広げられています。そんな多くある重賞レースの中でも特別な存在なのが7月に開催されるアイビスサマーダッシュです。一般的にレースはスタートしゴールに向かうまでの間コーナーを何度か回る必要があるのですが、新潟競馬場の直線1000メートルのコースだけは例外です。スタートからゴールまで一直線となり、他のレースでは見られないような戦法を楽しむことが可能です。

そのコースを活用して行われるのがアイビスサマーダッシュで、過去にはカルストンライトオをはじめとした快速自慢の馬たちが勝利を収めています。第1回はメジロダーリングが、昨年はラインミーティアが制し、カルストンライトオを含めて2度勝利している馬はカノヤザクラとベルカントになります。

アイビスサマーダッシュ目当てで夏競馬のシーズンに新潟県を訪れ、競馬と新潟旅行を兼ねるという競馬ファンもたくさんいるのが実情です。今年も多くの有力馬が出走予定となっていますし、1分以内で決着するスピード溢れるこのレースに注目するしかありませんよねこのレースをGI化して欲しいという声もあがっているので、実現されると面白いことになりそうだと暴露王も期待しています。

藤田菜七子騎手が31勝しG1挑戦が可能に

JRAに所属している唯一の女性騎手でもある藤田菜七子騎手。レース以外の場においても騒がれることが多く、テレビ番組に出演することも多いです。

過去にJRAの女性騎手となった人は複数人いますが、それらの人たちに比べても期待度は高いですし、すでにある程度の成績を収めています。今年に入っても勝ち鞍は増え続け、ついに31勝目を挙げました。騎手は31勝を上げるとGIへの騎乗が可能になりますので、もしかすると秋シーズン以降のGIで今年中に藤田菜七子騎手を見る機会があるかもしれません。

暴露王が見たところ順調に成績を伸ばしている印象ですが、同期の騎手などに比べるとやや遅れをとっている点があることは事実で、ダートのレースや短距離では好成績を比較的挙げているものの長距離になると結果をあまり残せていない…という状況なので今後の改善が求められます。また大外一気などの戦法であればある程度信頼ができるものの、道中内々に入り脚をためて直線馬群を縫って抜け出すというという戦法は今の藤田菜七子騎手には難しいかもしれませんね。

ですが今後新人ジョッキーの特典でもある減量も取れてくるので、自分自身を成長させるためにも得意な戦法の幅を広げて欲しいです。