ばんえい記念は暴露王期待のセンゴクエースが見事戴冠

競馬といえば平地のレースばかりが連想されていて、最近ではオジュウチョウサンのおかげで障害レースも注目を集めるようになりました。しかし世界で唯一のばんえい競馬にはなかなかスポットライトが集まりにくい状況です。ばんえい競馬といえばサラブレッドではなくて、より大きな馬がそりを引いて競い合います。

そのばんえい競馬の中で最も大きなレースがばんえい記念になります。ばんえい記念は3歳以上の馬が出走することが可能であって、レースの格はBG1(ばんえいGI)に位置付けられています。JRAのレースにおける有馬記念のような存在であり、年度終わりに開催がなされます。4歳と5歳の馬は990キロのソリをひき、6歳以上は1トン、そして牝馬20㎏減となっています。重いそりをひくので迫力ある見応えあるレースを観戦するために全国各地から訪れるファンも多いです。

今年は3月24日に帯広競馬場でばんえい記念が開催され、1番人気はディフェンディングチャンピオンのオレノココロでした。2番人気にはセンゴクエースが推されました。3番人気はフジダイビクトリー、4番人気はコウシュハウンカイという順でした。

結果的に2番人気のセンゴクエースがオレノココロを2着に退ける形で優勝し、見事制しています。センゴクエースは今年が初めてのばんえい記念への挑戦であり、初めてのチャレンジでチャンスをものにしました。

今シーズンは複数勝利しているものの重賞自体は勝てていませんでしたので、ばんえい記念の勝利は関係者も本当に嬉しかったと思います。サラブレッドとは異なりばんえい競馬で競走している馬たちは7歳という年齢は決して不利にはなりません。センゴクエースは7歳ですし、オレノココロは9歳、コウシュハウンカイは9歳、そして3番人気のフジダイビクトリーは11歳です。

まさに強豪ぞろいとなったレースを制したセンゴクエースは父がウンカイ、母父がダイヤテンリユウという血統で、槻舘重人調教師が管理しています。ばんえい記念で騎乗していたのは名手工藤篤騎手ですね。

ちなみにばんえい記念が終了して少しの間ばんえい競馬はお休みに入ります。基本的にばんえい競馬は土曜・日曜・月曜に開催されています。サラブレッドによる競馬とはまた一味違った迫力あるレースを楽しむことが可能です。今年の4月以降もセンゴクエースやオレノココロをはじめとしたばんえい競馬の猛者たちの真剣勝負を楽しみたいです。

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