7月28日に札幌競馬場で行われたクイーンSは、芝1800mが舞台です。今年初めての開催が7月27日に行われ、クイーンSが開催されたのは今年開催2日目でした。札幌競馬場には多くの競馬ファンが訪れ、例年と同様にを盛り上がりを見せていました。
牝馬限定戦のG3競走でもあるクイーンSには、期待の馬や実績馬などが全部で14頭出走し、1番人気はミッキーチャームでした。ミッキーチャームは前走のヴィクトリアマイルこそ8着に敗れましたが、3歳時には秋華賞で2着に入り、今年は阪神牝馬Sを制しています。実力や実績は今回のメンバーの中でもトップクラスでした。
そして2番人気は今年4歳のサトノガーネット。この馬は父がディープインパクト、母父がVictory Noteという良血で、2勝クラスと3勝クラスを連勝しクイーンステークスに臨みました。鞍上はルメール騎手ですからその点も考慮されて2番人気だったのでしょう。
そして同じ6.6倍のフロンテアクイーンが3番人気。フロンテアクイーンはとにかく重賞での2着が多く、今年の中山牝馬Sでは初重賞制覇を成し遂げています。実力を発揮させれば今回のメンバー相手でも十分にやれる可能性がありました。以下ウラヌスチャーム、スカーレットカラーと人気が続き、5番人気までが単勝10倍圏内と、誰が勝ってもおかしくない状況でした。
レースがスタートすると、まず2番のリリックドラマが出を伺い、ハナに立ちます。そして2番手にウインファビラス、3番手にメイショウショウブと続き、道中大きな変化がなく3コーナーにかかります。3コーナーにかかる頃にはリリックドラマがまだ先頭に立ち、余力がありそうに見えました。ですが4コーナーを回って最後の直線に入ると外から来た馬にかわされ下がってきます。
一気に抜け出したミッキーチャームがゴールまで粘り、2着はクビ差でスカーレットカラー、3着は2着からアタマ差離れてカリビアンゴールドでした。2番人気のサトノガーネットは6着、3番人気のフロンテアクイーンは3着に敗れてしまいましたが、これらの馬は実力もあるので次走以降注意が必要だと暴露王は分析しています。
それにしても今回勝利したミッキーチャームは牝馬の中ではトップクラスの力を持っているといえそうです。アーモンドアイは牝馬限定GIには出走しないと思われるので、このまま成長できれば複数のGI制覇を成し遂げられそうです。暑い中行われたクイーンS、今年も本当に盛り上がりました。
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