スプリンターズSは異例ローテのタワーオブロンドンが勝つ

9月29日中山競馬場でスプリンターズSが行われました。天候が悪くなる可能性もあり暴露王も心配しましたが、なんとか曇りの中で行われ、馬場も良馬場でした。

1番人気はGI未勝利ながらこの路線で強さを見せ付けているダノンスマッシュ。2番人気は異例のローテーションで臨むことになったタワーオブロンドン。3番人気は当日の馬場状況なども考慮されたのでしょう、モズスーパーフレアでした。そして4番人気は3歳牝馬ながら7戦5勝のディアンドル。

タワーオブロンドンの異例のローテーションは驚くべきもので、8月25日のキーランドC→9月8日のセントウルS→スプリンターズSです。中1週、中2週での臨戦で、これはGI級の馬にとっては本当に異例のことです。元々はサマースプリントシリーズの優勝を目指していたわけですが、予想外の強さのためスプリンターズSに参戦した形です。ファンもそれを理解し、スプリンターズSでは1番人気と僅差の2番人気となっています。

この日は逃げる馬や先行する馬に有利な馬場だったことから、モズスーパーフレアに有利だと言われていました。実際にオッズもそれを反映しています。

スタートを切るとあっさりとモズスーパーフレアが逃げ、非常に気持ち良さそうに最後の直線を迎えます。このまま勝利か…と思われましたが、ゴール前で外から伸びてきたタワーオブロンドン差し切られ残念ながら2着。タワーオブロンドンはこれで2連勝となりました。

そして3着には1番人気のダノンスマッシュが入り、またもやGIを勝つことができませんでした。ダノンスマッシュはGIを勝つ力を秘めているにもかかわらず巡り合わせが悪いのかなかなか勝てていません。北村友一騎手から川田騎手に乗り替わりとなりましたが、結果的にそれも功を奏さず。春のスプリントGI高松宮記念を勝った4歳馬のミスターメロディは底力を見せなんとか4着に入り、5着には後方から差してきたレッツゴードンキが入っています。

4番人気のディアンドルはペースについていけなかったのか思ったようなレースぶりではありませんでした。結果的に1着から3着までは、2番人気→3番人気→1番人気と人気上位の結果で、3連単も6,080円の配当でした。

各馬の今後の動向はまだ分かりませんが、マイルチャンピオンシップを目指す馬や香港スプリントを目指す馬など様々でしょう。2歳時から注目され朝日杯フューチュリティSでは3着、そしてNHKマイルCは1番人気に推された期待の馬がついにスプリンターズSを制しました。

関連記事:「予想に関する評価が高い暴露王、その理由は?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>