菊華宵は武豊騎乗のワールドプレミアムが優勝

10月20日に京都競馬場でクラシック最終戦の菊花賞が行われました。1番人気に推されたのは、GI勝利こそないものも、皐月賞で2着、ダービーで3着に入っているヴェロックスです。前走の神戸新聞杯はサートゥルナーリアに完敗の2着でしたが、今回はサートゥルナーリアがいないので人気に推されるのは実績から見ても当然でしょう。ただ距離面の不安は拭い去れず、不安を抱えていた競馬ファンも少なくありません。

2番人気はニシノデイジーであり、2歳時には3連勝しGIでも3着に入った実績を持ちます。今回はデビュー以来騎乗し続けていた勝浦騎手からルメール騎手に変更になって、その部分でも注目を集めたのでしょう。3番人気は武豊騎手が騎乗するワールドプレミア。ワールドプレミアはGIに出走した経験がないですが、2歳時にはG3で3着、そして前走は神戸新聞杯で3着に入っています。武豊騎手といえば菊花賞が得意というイメージがあり、実際昭和と平成で勝利しています。ここも勝てば令和でも菊花賞を制することになるので、これは歴史的な快挙です。他にはヒシゲッコウも出走し、この馬は4番人気でした。4戦3勝、敗れたのはプリンシパルSの3着のみという成績で菊花賞に臨むことに。

蛯名騎手が騎乗するホウオウサーベル、4戦3勝のザダル、レッドジェニアルなども注目されていました。レースがスタートするとデムーロ騎手が乗るカウディーリョがハナを切ります。逃げると予想されていたシフルマンはまさかまさかの出遅れで後ろからレースを進める羽目に。2周目に入っても先頭は相変わらずカウディーリョ。ヴァンケドミンゴ、ナイママなども前目につけます。3コーナーを回る少し前からポジション争いが激しくなり、4コーナーをカーブする頃には複数の馬が先頭に並びかけようとします。しかし直線初めのうちはまだカウディーリョがまだ粘るものの、ワールドプレミアが交わして抜け出します。

外からは福永騎手が騎乗するサトノルークスも必死に追いかけますが、真っ先にゴール板を駆け抜けたのは武豊騎手のワールドプレミアでした。2着馬はサトノルークス、3着は1番人気のヴェロックス。

武豊騎手にとっては久しぶりのGI勝利であり、かなり嬉しそうでしたよね。血統的にも中距離路線も十分対応できる力を持っているので、暴露王も今後の活躍ぶりがとても楽しみです。それにしても本当に素敵なレースを観戦することができました。

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