日本の競馬のレベルは年々向上していて、一昔前に比べると大きな成長を遂げています。それは海外遠征している馬の成績にも表れていて、JRA所属馬のジェニアルがフランスのG3を勝利したことでもわかります。
ジェニアルは日本では500万条件の馬で、人気に推されながらも1000万条件では現時点で勝利できずにいました。そんな中馬主をはじめとした関係者のエイダンによってフランスのG3競走のメシドール賞に出走することが決まり、主戦騎手の武豊騎手を鞍上にチャレンジしました。
暴露王が目を見張った勝利劇
素晴らしい実績を収めているわけではないので1番人気ではありませんでしたが、結果的には圧巻の勝利劇を見せてくれました。スタートして果敢に逃げたものの途中で別の馬にかわされてしまいました。しかし最終的には差し返して2着馬に半馬身差をつける勝利となりました。
500万条件のジェニアルがフランスのG3競走に挑戦したというのは常識ではなかなか考えられないことですが、馬主や調教師、そして騎手が海外に興味を持っているということが大きな理由でしょう。またジェニアルの血統も手伝っていると思います。父は日本のディープインパクトですが、母はフランスオークスをはじめとしたGIを全部で3勝したサラフィナなので、ジェニアルならば血統的にも可能性がある…と考えられたのでしょう。